2013年12月23日月曜日

クリスマス・コーディネート


クリスマス・コーディネートで今年最後の観能へ。



着物は、グリーンの小花柄小紋(写真では鮮やかな緑ですが、実際はもう少し渋い抹茶色)。

帯は、南天柄をヒイラギに見立てたなごや帯。

赤い帯揚げでクリスマスムードを盛り上げて。



国立能楽堂で開かれた橘会に行ってきました。

梅若玄祥先生の社中会だけあって、出演されているプロの方々も超豪華。

特に後半は、私の大好きな囃子方の大倉源次郎さまと亀井広忠さんのゴールデンコンビが舞囃子とお能《田村》で連続出演されていて、もう、ときめきの時間でした。

源次郎様は、お痩せになったのかな……。
相変わらず優雅で豊かな美しい演奏でしたが、お疲れの御様子。

広忠さんはいつものようにエネルギッシュで気迫のこもった掛け声でしたが、演能が予定時刻を過ぎていたので、時間を気にされていて、さりげなく見所の奥に掛かっている時計をご覧になっていました。
(次の日に福岡で坂口さんの会に御出演される予定だったので、おそらくこの後飛行機に乗ることになっていたのでしょう。)


囃子方のゴールデンコンビ以外にも、一噌仙幸さんのクリスタルな笛の音や梅若紀彰さんの美声を堪能できて、至福のひととき。



今年は夏以来、能にはまって、特に11月以降は、毎週2回くらい能楽堂に足を運んだかな。

仕事のほうも、前からやりたかった美術史関連書の翻訳の依頼が舞い込んで、公私ともに充実した年でした。

お能はかなり中毒状態で、観能できない日が続くと禁断症状が出るほど。

学生時代はお能を観ると睡魔に襲われていたのに、面白いものです。

来年はもっと、

と欲張りな抱負を言いたいところだけれど、とりあえず自分と家族が健康であれば、それだけで幸せです。

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