前から気になっていたカトリック神田教会。
宝生能楽堂から徒歩十数分くらいの場所にあるので、とある日曜日に足を運んでみました。
マックス・ヒンデル設計。竣工は1928年。
3廊式のバシリカ様式で、関東大震災後の復興期に建設されたため耐震耐火構造を備えているそうです。
入口には聖母子像が。
内部は撮影禁止だったので、画像はないですが、日本の都心にこれほど荘厳な宗教空間があるとは思えないほど、おごそかな空間でした。
筒形ヴォールトの身廊を縁取るように列柱が配され、側廊の壁面は聖書の主題を描いた美しいステンドグラスで埋め尽くされています。
光が透過すると、宝石箱のよう。
右わきの祭壇には、日本の守護聖人であるフランシスコ・ザビエルの聖遺骨が、左わきにはルネサンス期のイコンが安置されています。
また、二階楽廊にはドイツ製のパイプオルガンがありました。
私が行った時は礼拝中ではなかったので、残念ながらその音色を聴くことはできませんでしたが、今度は是非聴いてみたいと思います。
奥の中央祭壇には、両脇に大天使ミカエルとガブリエルを配した十字架が安置され、その背後には聖母子や諸聖人、そしてちょんまげ姿の高山右近と十二単(?)の細川ガラシャを描いたステンドグラスがしつらえられています。
教会のステンドグラスに和服の聖人が描かれているのが何ともユニーク。
東京には他にも素敵な教会がいくつかあるので、教会巡りを趣味のひとつに加えたいと目論んでいます。
0 件のコメント:
コメントを投稿