2014年1月2日木曜日

正月2日は初詣

2日は家族で初詣へ。

初めて訪れる阿佐谷神明宮。境内には立派な能舞台がありました。


2日の午前中は狂言と能が奉納されます。

今日も東京は雲ひとつない快晴で、絶好の観能日和。

写真撮影OKだったようなので、演者の顔があまり出ない程度にアップしますね。

舞台清祓いの儀

演能の前に、神職の方々によって舞台の清祓いがなされます。

まず、右側の神主さんが榊で舞台の四方を清め、それから見所に向かって榊を振り、観客たち(私たち)も清めてくださいました(少しはケガレが落ちたでしょうか)。

次に、鉾を持った禰宜の方が同様に舞台を清め、

最後に右側の神主さんが弓を引いて、矢を射る真似をしながら、魔を破り、厄落しをします。

このように清められた神聖な舞台の上で演能が始まります。



狂言《酢薑》
《高砂》の独調(謡・廣田幸稔、太鼓・徳田宗久)の後、大蔵流狂言《酢薑(すはじかみ)》。

面白かったけれど、この辺りから寒さが身に沁みてきて、集中力が……。

昼間の晴天で、防寒対策も万全で(ヒートテック3枚重ねに、カイロ2枚張り、真綿紬の着物に長羽織、首回りにはショールをぐるぐる巻き、手にはロンググローブをはめて)臨んだけれど、冬場の野外能はやっぱり寒い。


能《田村》

お目当ての半能《田村》。シテは工藤寛師で、ワキは安田登師。

金剛流のお能をライブで見るのは初めて。

野外能なので他流と比べようもないけれど、足の運びが速めなのが印象的でした。
(「舞金剛」の特徴なのかな。)

軽快で勇壮な舞が新春にふさわしい感じで良かったし、なによりも神社に奉納されるお能は、いつにも増しておごそかな感じがするので、味わい深さもひとしおです。


この後、参拝して、甘酒をいただいて、食事をして、家の近くの伊勢丹で夫に福袋を買ってもらって……というスタンダードなお正月らしいコースをたどって帰宅。



デパートの前で偶然遭遇した獅子舞のパフォーマンス。

昨日に引き続き、私が求めていた日本らしいお正月を堪能できた気がします。

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