東京は快晴で風もなく、穏やかな元旦でした。この一年も平穏な年でありますように。
ここ何年か正月休みもなく仕事三昧だったので、久々にお正月らしい正月を満喫している夢ねこです。
元旦は午後から梅若謡初式に行くために、ちょっぴり改まったコーディネート。
着物はお正月らしく、百花の王・牡丹柄の付け下げ。
帯は、格式の高い演目が続くので、亀甲の地紋に向鶴と金の立涌が織り込まれた佐賀錦の袋帯(能の《鶴亀》を意識して)。
帯揚げは白にしようかなと思ったけれど、フォーマルになりすぎるのもつまらないので、ピンクで遊んでみました。
画像だと派手な色ですが、実際はもう少し落ち着いた色です(;^_^A
お正月だから着物姿の人もさぞかし多いはず、と期待して出かけたのだけれど、電車の中でも誰一人見かけず……そんなものなのかな。
華やかな和服姿にようやく出会えたのは、能楽堂に入ってからでした。
能楽堂の中にはお正月らしい飾りもあって、ここだけは古き良き日本の正月が堪能できる空間です。 なんだかほっとしますね。
梅若家らしく、紅梅が見事でした。
(今日の演目の1つ《東北》の和泉式部の「軒端の梅」を思わせます。)
注連縄を張り巡らせた神聖で清らかな能舞台上で、舞囃子や連吟、仕舞が続きます。
特に、梅若紀彰さまの《高砂》は、もう感動ものでした。
端正で切れのいい紀彰さまの舞いに、ノリノリのお囃子。
「時間よ、止まれ!」とお祈りしたくなるくらい。
いつまでも、永遠に見ていたい素敵な舞囃子でした。
林雄一郎さんの洗練された撥さばきと透明感のある掛け声もカッコイイ!
元旦早々、素晴らしい舞とお囃子で心身ともに浄化された感じです。
夢ねこにとっては、お能が究極のエステ&ヒーリングなのです。
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